バスケットボールの名将に聞け!

バスケプラス特別企画「バスケの名将に聞け!」のコーナーでは、バスケットボールの監督やヘッドコーチにインタビューを行い、チームの指導者やプレイヤーに向けた提言や助言を掲載して参ります。

データバスケットの可能性



バスケパッド2を実際に試していただきました。
B:「こちらが、私共が開発させていただきましたバスケパッド2の画面です。今まで手書きで書いていたスコアブックから、タッチすることだけで、シュートの成功・失敗とかアシストとか、ファールなどを記録し、瞬時にランニングスコアやボックススコアまで表示することができます。また、チーム毎や選手毎に表示されるシュートチャートもこのような感じで表示できます。初めて、ご覧になっていただいて、河内コミッショナーの感想をいただけますか。」

K:「そうですね。タイムアウトの時間は、おおよそ1分ぐらいのものなので、どこまで確認できるかわかりませんが、ハーフタイムだったら10分ぐらいありますので、マッチアップしている選手が10点取っているということがボックススコアですぐに分かるので、その選手に数字で見せることができるわけです。また、このシュートチャートを見せることで、どこで10点取られているのか、一目瞭然でわかることが大きいですね。試合で熱くなっている選手に、このシュートチャートを見せることで、冷静になり、このタイミングで点を取られているということを理解させることができるのです。だから、ヘッドコーチに指示されたのは、このタイミングでここのポジションからシュートを打たしてはいけないのだということが、言葉だけではなく、ビジュアルで理解できるのです。データと目で選手に伝えることができる、これは非常に大事ですね。今までは、ゲームの翌日にはわかったことなのかも知れませんが、これを瞬時に選手に伝えられることは、本当にすごく大きいことだと思いますよ。」
 
B:「ありがとうございます。そういった意味で、データをいかに的確に捉えて、それに基づいた指示を具体的に選手に出すことで、選手に気づきを与えたり、プレーを変化させたりすることができることは非常に大きいということですね。とても良いお話を聞かせていただきまして、ありがとうございます。最後になりますが、全国の指導者やプレイヤーに向けて、ひと言お願い致します。」
 
K:「そうは言っても、日々の練習の中では、基本、自分たちがやってきたチームのプレースタイルは変えてはいけないと思います。ただ、データに表れていることは現実なので、指導者の方は、冷静に数字を判断して、自分のチームの選手達はどこが長所でどこが短所なのかを十分に把握して、日々の練習メニューに追加して弱点を強化することで、本当に強いチームができるのではないでしょうか。また、対戦相手によって、自分のチームがどこが強みでどこが弱みなのかを試合前によく分析して、選手に的確な指導をしていただきたいと思います。バスケパッド2は、実際にこのようなことができるツールなのですから、どんどん活用して戦力アップにつなげて欲しいですね。一方、選手たちにとっては、このデータを見せられると、逆にわかりやす過ぎて、ゲームによってはサボってしまったなというところが、一目瞭然でわかってしまうことが辛いことなのかも知れませんね。(笑)でも、良いところはもっともっと伸ばしてもらいたいし、データによってこういうところでやられてしまったとか、自分はこういうミスをしたということが明確にわかるので、日々の練習でひとつずつ課題をクリアしていってもらいたいと思います。これを今日の練習や明日の試合に活用すれば、必ずうまくなるし、勝てるチームができると思いますよ。是非、頑張ってもらいたいと思います。」
 
【B:バスケプラス、K:河内コミッショナー 敬称略】

<了>


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