昨年度3位の安定感を見せる武庫川女子大学と、昨年度は6位と悔しい結果となった天理大学との一戦。先に流れを掴んだのは武庫川。落ち着いたプレーを展開し、安定したシュートで着実に得点を重ねる。対する天理大は、前半からファールが嵩み、思うように流れを掴めない。２Q中盤、ディフェンスをゾーンに切り替え、テンポが良くオフェンスに繋げ、加点していくも、武庫川リードが7点のリードを奪い、前半を折り返す。後半は、天理大の3Pシュートが決まり、勢いに乗り、前半と打って変わって流れを掴む。一進一退の攻防が続き、終盤までもつれる。4Q残分8、天理大＃4上中がドライブからバスケットカウントを決め、同点。その後、#4上中が3Pシュートを沈め、逆転する。じわりじわりと武庫川を突き放す天理大だが、武庫川も3Pシュートを放ち続け、天理大を追いかける。2点ビハインド、残り3秒からのラストチャンス。武庫川は、＃4土田がオフェンスリバウンドからコートを切り裂くドライブでシュートを沈めて、同点。延長戦へともつれこむ。延長戦がはじまり、武庫川はリズムよくシュートを放つも、リングに嫌われ、得点につなげられない。対する天理大は、＃4上中がオフェンスリバウンドから力強くシュートをつなげ、またもバスケットカウントを獲得。主導権を掴む。武庫川は早めにタイムアウトを請求し、修正を図る。武庫川は、オールコートでプレッシャーディフェンスを仕掛け、なんとか得点するが、天理大の勢いは止まらず、80‐71で天理大が激戦を制した。
第1Q、天理大が＃5一万田の3Pシュートで口火を切る。対する武庫川は、＃5西原がゴール下を2本連続で決め流れを掴ませない。武庫川はマンツーマンディフェンスを敷き、粘り強くリバウンドに絡みゴール下で得点を重ねる。対する天理大も隙を突き、裏を狙ったプレーで得点する。残り3分、武庫川＃18神田の3Pシュートが決まり得点を広げる。天理大はファールが重なり思うようにディフェンスができない。苦しみながら天理大＃6足立がドライブからシュートを決め、21－13で武庫川がリードし第1Q終了。
第2Q、武庫川＃4土田が3連続でシュートを決めチームに勢いをつける。天理大はタイムアウトを請求し、ゾーンディフェンスに変え立て直しをはかる。天理大は隙を許さず、ディフェンスから速攻で得点していく。対する武庫川は安定したシュート力で加点を続けていく。残り2分、天理大＃5一万田と＃14近藤の3Pシュートが決まり流れを引き寄せる。残り1分、武庫川がタイムアウトを請求。両チームとも激しい攻防を繰り返し、39－32で武庫川がリードのまま前半を折り返す。
第3Q、先制点を決めたのは天理大。両チーム共、果敢にドライブインを仕掛け、一進一退の攻防が続く。残り6分、天理大が3点差に迫り、武庫川がタイムアウトを請求する。天理大の勢いは加速し始め、天理大＃14近藤がシュートを決めるなど、着実に差を詰めていく。武庫川は個々に粘りをみせ、リードを許さない。天理大にパスミスが続き、その隙を武庫川が逃さず、加点していく。終盤、天理大はドライブインから、連続して得点を決める。武庫川のラストオフェンス、残り1秒で＃4土田がバスケットカウントを決め、フリースローも落ち着いて沈め、51－46で武庫川が僅かにリードし第3Q終了する。
第4Q、開始早々、#5一万田から#4上中のホットラインがようやく機能し、先制点を挙げ、3点差に迫る。武庫川の24秒オーバータイムを取り、流れに乗った天理大は、＃4上中がバスケットカウントや3Pシュートを沈めて活躍し、逆転に成功する。対する武庫川もオフェンスリバウンドを取り、粘り続けるも、得点に結びつかない。たまらず武庫川がタイムアウトを請求する。武庫川＃7藤田がドライブインからシュートを決め、流れを奪いたいところだが、天理大#5一万田が3Pシュートを決め返し、流れを変えることができない。両チーム、ファールが重なり、激しい攻防が続く中、3Pシュートを決め合い、白熱していく。残り28秒、天理大はコントロールをしながら、ラストオフェンスがミスプレーとなってしまう。残り3秒、武庫川＃4土田がオフェンスリバウンドからオールコートを切り裂くドライブインでシュートを決め、同点に追いつき、延長戦へ。
延長戦、天理大#️4上中がバスケットカウント、#5一万田が3Pシュートを決め、一気に6点差へと広げる。対する武庫川も＃5西原が強いゴール下のプレーを見せ、加点するも、天理大の勢いは止まらず、＃6足立がバスケットカウントを決め、チームを盛り上げる。残り1分、武庫川が前からあたるディフェンスを仕掛け、流れを変えようと試みるも、天理大の勢いは止まらず、80‐71で天理大が激戦を制した。

文責：岡田あず