１Ｐ：両チームともハーフコートマンツーマンＤＦでスタート。立ち上がりしばらくは無得点が続くが、東京⑭のゴール下シュートで試合が動く。埼玉は④のスリーやリバウンドからのブレイクで得点。一方、⑭にボールを集めたい東京に対し埼玉のＤＦはそれを許さない。しかし、東京はその分マークの薄くなったペリメーターが確実に得点を決めていく。１Ｐ終了間際、埼玉④、⑦の連続スリーが決まり、２０－１６、埼玉リードで１Ｐ終了。
　２Ｐ：埼玉は３－２ゾーンディフェンスに切り替えチャンスを窺う。両チームともインサイドの守りが堅く攻めあぐねるものの、ともにアウトサイドからしっかり得点を重ね一進一退の攻防が続く。５分過ぎあたりから両チームともシュートが落ち始め得点が止まるが、今度は双方果敢にゴールへアタックし合い主導権を渡さない。３５－３３で２Ｐ終了。
　３Ｐ：両チームともハーフコートマンツーマンＤＦでスタート。開始１分、埼玉④が負傷退場するアクシデントがあるも、すぐにコートへ復帰し気を吐く。東京は⑭のリバウンドなどからつないで得点するが、残り７分、埼玉⑦の連続得点が決まったところで東京がタイムアウト。４４－３７。タイムアウト後、東京はＤＦを３－２ゾーンにスイッチ。しばらくは膠着状態が続くが、埼玉⑤のスリーポイントでこの試合はじめて１０点差が開く。東京は⑬のバスケットカウントやリバウンドからのブレイクで加点、対する埼玉も④、⑦のアウトサイドシュートを中心に得点を重ね譲らない。ピリオド終了間際、東京⑭が４つ目のファウルを犯しベンチへ退くも、ゴール回りのＯＦで粘り、東京が４点差まで詰めて３Ｐ終了。５５－５１。
　４Ｐ：東京は⑪のゴール下、埼玉は④、⑤、⑦のアウトサイドシュートで加点。残り７分、東京は⑭をコートに戻すとともにオールコート１－２－２ゾーンプレスＤＦで仕掛ける。埼玉はそれに対してミスをしないものの、東京が⑥の３Ｐやフリースローで猛追する。その後も、東京は⑥のスリーポイント、⑤のレイアップで加点し、７１－７０の１点差まで詰め寄る。残り１．６秒、東京ボールのアウトオブバウンズの場面で東京が最後のタイムアウト。セットプレーから東京④のシュートが決まり、見事に逆転。７１－７２で東京が勝利を収めた。

文責：川田　亮一