【総括】
男子69回西日本学生バスケットボール選手権大会準決勝。昨年の大会を制した王者近畿大学と東海地区を優勝した中京大学との一戦。序盤、中京大のゾーンディフェンスが効きリードするが能力と高さを備え持つ近畿大がその実力を見せつけ逆点に成功する。中京大は体を張ったディフェンスや力強いドライブを試みるも近畿大の高さのあるディフェンスを崩すことがなかなかできずにいた。近畿大は最後までその強さを見せつけ、88‐70で近畿大が勝利した。

【第1クォーター】
第1クォーター開始早々、中京大#6林がファーストシュートの3Pシュートを決めるが、近畿大#36榎田がすぐさま点を取り返す。しばらく互いの素早い攻防で点を重ね続けるが、近畿大#9パトリックを中心に攻めるも中京大のゾーンディフェンスが効き中京大が少しリードし始める。しかし、近畿大#36榎田の3Pシュート、近畿大#24今村のフリースローで逆転に成功する。中京大#49浦野が素早いドライブを試みるも、近畿大の高いディフェンスになかなか得点を重ねることができず、第1クォーターを23-19で近畿大リードで終える。

【第2クォーター】
第2クォーター、両チーム激しいディフェンスによって互いの得点が均衡する。近畿大のタイムアウト終了後、近畿大#9パトリックの連続得点と中京大のターンオーバーによりその均衡が崩れ始める。それにすぐさま中京大がタイムアウトを取り体勢を立て直す。タイムアウト後、中京大#30中崎が3Pシュートを決めるも近畿大を簡単に流れに乗らせない。しかし、近畿大は能力の高さを見せつけるプレ－で得点を重ね差を広げる。中京大も#34長谷川の3Pシュート、中京大#6林のフリースローを決めくらいつくが追いつくことはできず36－29で近畿大のリードで第2クォーターを終える。

【第3クォーター】
第3クォーター両チームが得点を奪い合い続ける。中京大#21川嶋が体を張って近畿大#9パトリックに挑むが規格外の高さに苦しめられる。しかし、近畿大#9パトリックのファールがかさんでしまいベンチに戻る。そのチャンスを見逃さない中京大は#49浦野が果敢にドライブをし追い上げをはかるが、近畿大の堅いディフェンスをなかなか崩すことが出来ない。第3クォーター終盤、近畿大はテクニカルファールを取られるがそれに動揺することがなくいつも通りのプレーをし続ける。最後は近畿大#36榎田がブザービーターを決め、67-49近畿大のリードで第3クォーターを終える。

【第4クォーター】
第4クォーター中京大がプレッシャーのあるディフェンスで近畿大の得点の勢いを止める。しかし近畿大のディフェンスのプレッシャーも強く、中京大の得点も伸ばせずにいる。近畿大がリードする中、近畿大#9パトリックがコートに戻ってきてから近畿大の外と中を使った巧みな連係プレーで得点を取っていく。中京大も#30中崎の3Pシュート、中京大#6のミドルシュートなどで着実に点を重ねていく。最後に近畿大#24今村がダメ押し3Pシュートを決め88‐70で近畿大が勝利した。

文責：柴田大輔（西日本委員）