女子準決勝
決勝をかけた一戦は、白熱した好ゲームであったが、第１Ｑのスタートダッシュでリードを奪った薫英女学院が、京都精華学園の猛追を振り切って決勝にコマを進めた。
第１Q、お互いにオールコートマンツーマンでスタート。薫英女学院＃４森岡のドライブを京都精華学園＃１５セトウがファウルをし、フリースローを２本決め薫英女学院が先制する。対する京都精華学園は、＃４高橋の力強い１on１で対抗する。序盤からエンジン全開の薫英女学院は、＃７中村、＃４森岡の３連続３Pで試合の主導権を握る。京都精華学園はメンバーチェンジをするが、薫英女学院の勢いは止まらず、＃１１安田のシュートで１５－２としたところで、京都精華学園は１回目のタイムアウトを取る。１on1を中心にオフェンスを組み立てる京都精華学園だが、シュートの精度が悪く苦しい展開となる。それでも＃１５セトウのゴール下や、＃４高橋のドライブなどで、徐々に得点を積み上げるも、薫英女学院も＃４森岡、＃５福田、＃１３竹原の３連続３Pでリードを保ち、２５－１２薫英女学院リードで終了する。
第２Q、京都精華学園＃１５セトウのリバウンドシュート、＃６関の速攻で連続得点し、９点差としたところで、薫英女学院１回目のタイムアウトを取る。その後お互いに決定打に欠け、一進一退の攻防が続くなか、抜け出したのは薫英女学院、＃７中村がドライブでファウルをもらうと、フリースローをきっちり決め、３１－１８とする。京都精華学園はタイムアウトを取り、ディフェンスを２－３のゾーンへ変化させる。これが功を奏し、流れは京都精華学園へと傾き、＃４高橋のシュートなどで一時は３点差まで縮めるが、薫英女学院の＃５福田が３連続３Pを決め、４２－３３薫英女学院リードで終了する。
第３Q、京都精華学園＃１５セトウのシュートで先制するも、薫英女学院も＃７中村の３Pですぐさま取り返す。残分７分京都精華学園のインサイドの要の＃１５セトウが３ファウルとなり、ベンチに下がる。しかし、薫英女学院＃５福田も３ファウルとなり、我慢の時間となる。お互いにシュートがなかなか決まらず、均衡状態が続いたまま５１－４４薫英女学院のリードで終了。
第４Q、薫英女学院＃５福田のドライブで先制。京都精華学園も＃１６荻田のドライブで対抗する。お互いに譲らない展開が続く中、仕掛けたのは京都精華学園、残分４分、１－３－１のゾーンディフェンスに変え、ボールを積極的に奪いにいき、＃４高橋の３Pで５点差にする。さらに、３Pバスケットカウントでフリースローも決め、一気に２点差とするも、薫英女学院もプレスを落ち着いて攻め、＃１１安田のタップシュートで４点差とする。あとがない京都精華学園は、＃１６荻田が３Pを狙うも外れ、残り１６秒＃４高橋の１on１に望みをかけるも、しっかり守った薫英女学院が６５－６１で勝利した。

文責：大阪高体連技術委員会