第１Ｑ　両チームともハーフコートマンツーマンでスタート。開始早々，北陸は#14の３Ｐで先制すると，すぐさま東海大諏訪は#4のミドルシュートで応戦する。シーソーゲームが続くも，北陸は#10の高さのあるゴール下のシュートや#7の素早いドライブからの攻撃で，徐々に点差を広げていく。９点差がついたところで，海大諏訪は１回目のタイムアウトをとる。タイムアウト後，#4のインターセプトからのブレイクが決まり，流れを掴みかけるも，なかなか得点を伸ばすことができず，16―26で北陸リードのまま終了。
　第２Ｑ　東海大諏訪は#14の３Ｐが決まると，北陸は#12のフリースロー，#15のミドルシュートで得点を重ねていく。お互い粘り強いディフェンスで思うように点数をのばすことができない時間が続く。ここで，流れを掴みたい東海大諏訪は２回目のタイムアウトをとり，ハーフコートゾーンディフェンスに切り替える。作戦を変えた東海大諏訪は，相手のターンオーバーを誘い，#7の３Ｐや#5のミドルシュートが決まり，４点差まで詰め寄る。対する北陸は#5の３Ｐで流れを掴みたいが，シュートが決まらず苦しい時間が続く。６点差まで詰め寄り，34―40で前半を終える。
　第３Ｑ　東海大諏訪はディフェンスをハーフコートマンツーマンに切り替え，#4のブレイクからのショット，続けて#5のリバウンドシュートが決まり，２点差となる。北陸はなかなか得点が取れない時間が続くも，#10のインサイドプレーからのショット，#12のドライブからのレイアップシュートで応戦し，勢いのある東海大諏訪に食らいつく。両チームとも点数を重ねていくが，北陸が#15を中心に，#14への合わせのパスやドライブで得点し，東海大諏訪に追いつくことを許さない。お互い一歩も譲らない展開で，52―57で北陸リードのまま最終Ｑへ。
　第４Ｑ　東海大諏訪は#15のリバウンドシュートを沈め，３点差へと詰め寄るが，北陸は#14の３Ｐ，#10のインサイドシュートで再び点差を広げる。相手の固いディフェンスでなかなかシュートを決められない東海大諏訪はタイムアウトをとり，ゾーンディフェンスに切り替える。北陸は前半苦しめられたゾーンディフェンスであったが，#10の力強いプレーでファールを奪い，そこから#5，#12の連続３Ｐが決まり，一気に勢いづく。食らいつきたい海大諏訪は固い北陸のディフェンスから#14の３Ｐが決まるも，相手の勢いを止めることができず苦しい時間が続く。その後も流れは変わらず，最後まで主導権を渡さなかった北陸が71―86で勝利を収めた。

文責：城戸　香代子