第１Ｑ　ディフェンスは飛龍がオールコートプレスからのマンツーマン，明成がハーフコートマンツーマンでスタートする。立ち上がり，飛龍が#7，#9のレイアップで連続得点を奪えば，明成は#14のレイアップ，#6の３Ｐですぐさま得点し，開始２分で飛龍4－5明成とする。両チームともにハードなディフェンスから展開の速いオフェンスを実行していく。飛龍が#7のドライブ，#15のインサイドプレーで得点すれば，すぐさま明成が#7のドライブ，#10の３Ｐで得点を決め返すといった攻防が続く。この１Ｑだけで６回のリードチェンジを繰り返し，一進一退の攻防のまま23－23で第１Ｑを終える。
第２Ｑ　飛龍は#5の３Ｐ，明成は#5のドライブからのバスケットカウントでそれぞれ得点を重ねるが，互いに攻め手を欠き，守りあいの時間帯が続く。残り５分，30－30の同点の時点から明成が徐々に流れを掴み始める。明成は高さを活かしたハードなディフェンスで確実にリバウンドを保持し，そのオフェンスを#8，#6，#7がしっかりと得点につなげ，ここから連続10得点をあげる。飛龍もタイムアウトをとり，その後のオフェンスで#9がミドルシュートを沈め流れを切るが，追い上げるまでには至らず，前半を飛龍33－41明成で終える。
第３Ｑ　開始２分，飛龍はディフェンスからの速攻で#11，#8が連続で得点をあげ，40－45と５点差とする。しかし，明成は慌てることなく#8の３Ｐ，#10のジャンプシュート等で着実に加点していく。差を詰めようと飛龍も#10，#7がドライブで得点するものの，明成は#8がこのクォーターだけで４本の３Ｐを含む16得点の活躍を見せ，さらにリードを広げていき，飛龍49－67明成で第３Ｑを終える。
第４Ｑ　飛龍は開始早々にオールコートでプレスを仕掛け，#7の１on１，#10の３Ｐで連続得点し，開始１分で56－67の11点差とする。明成も飛龍のプレスに対してガードの#13を中心に確実にボールを運び，#7，#6らが得点につなげていく。残り７分，明成が58－73と再びリードを広げ，このまま勝負が決まったかに思えたが，最後まで諦めない飛龍はここから#5，#10，#7で３Ｐ２本を含む連続８得点をあげ一気に点差を詰め，残り５分で飛龍66－73明成とする。ここで明成はタイムアウトを要求。ここから両チームともに高い集中力を保ったまま緊迫した時間帯が続いていく。明成#14がドライブから得点すれば，負けじと飛龍は#13がリバウンドショットで決め返し会場を沸かす。一進一退の手に汗握る勝負も残り３分，飛龍71－77明成の時点から，最後は明成#8がドライブと３Ｐで連続５得点を沈め勝負あり。このまま明成が押し切り，飛龍71－82明成で勝利を収めた。

文責：今門　健作