１Ｑ　両チームマンツーマンディフェンスで始まり，両チームとも戻りの速いディフェンスで相手に思うような攻めをさせないなか，鵬学園#4のリング下でのセンタープレーで相手ファウルを誘いポイント。そのあとのフリースローも決め４－７として山形中央がタイムアウト。その後山形中央#4が得点を決め６－７と戻す。山形中央は，鵬学園の速いパス回しのオフェンスにディフェンスが乱され，#5のカットインショットとミドルショットで一気に突き放しにかかり13－６とするが，山形中央#7に3連続シュートを決められ14－15と1点差までに詰められ１Ｑを終了。
２Ｑ　山形中央は，ディフェンスをあたりの強い２－１－２のゾーンディフェンスに変え，鵬学園の攻めを止めにかかる。逆に鵬学園は，ゾーンディフェンスをうまく攻めることができず，２Ｑ開始から５分過ぎで24－22と山形中央に逆転を許してしまい，ここでタイムアウト。しかし，その後も山形中央#7のパスカットからのランニングショットや#4の３Ｐシュートが決まり24－32と点差をひろげる。鵬学園も#5や#8の頑張りで加点をするが，２Ｑは32－28の山形中央4点リードで折り返す。
３Ｑ　開始間もなく鵬学園#4のリング下2本が決まり同点に追いつく。しかし，この後，山形中央#7の怒涛のゴールラッシュが続き#4の３Ｐシュート1本を挟み6連続ポイント14点をたたき出す。これに対して，鵬学園も#8のポストプレーや#4の３Ｐシュートやミドルショットで追いすがるが一歩及ばず50－48の山形中央2点リードで３Ｑを終了する。
４Ｑが始まっても山形中央#７の快進撃は止まらず，連続ポイントで，54－50と点差を広げる。一方，鵬学園は，それまで攻めあぐねていたゾーンディフェンスを徐々に攻略し始め，リング下で#10が決め3分過ぎには54－54の同点とする。鵬学園は，オールコートプレスで相手チームのリズムを崩しにかかり，山形中央の#7のシュートもリズムを崩され徐々にリングを外れるようになる。逆に，鵬学園は，#4や#5の３Ｐシュートが決まり攻撃のリズムがよくなってくる。58－66となり残り1分44秒で山形中央がタイムアウト。山形中央は，ディフェンスをマンツーマンに変え厳しく当たり，#4，#8の３Ｐシュートで追いすがるが，鵬学園の手堅い守りに阻まれ64－71で鵬学園が勝利した。

文責：土器屋　浩信