第１Ｑ　聖カタリナはハーフコートマンツーマン，西原はオールコートマンツーマンでスタート。序盤はお互いに固さがあり，なかなか思うように点数を重ねることができない時間が続く。残り６分から，聖カタリナは#11を中心としたインサイドからのシュートや#5の３Ｐで徐々に流れを掴む。対して西原は#11がドライブから得点するも，思うように攻めることができずに，17―10で聖カタリナがリードで終える。
　第２Ｑ　西原は#7のドライブからのレイアップで流れを掴むと，オールコートプレスディフェンスで前からしかけ，#14のインサイドでのシュートや#4のスティールからのシュートで点数を重ねていく。西原#8のジャンプシュートが決まり，残り７分35秒で19－19の同点へと追いつき，さらに西原#4の３Ｐで21－24と逆転を果たす。その後も，西原ペースでゲームが進み，西原は＃12のドライブや#7のフリースローで加点し，21－31とこの試合最大10点のリードを奪う。対する聖カタリナも#5のジャンプシュートや#6のブレイクで食らいついていく。終了間際に聖カタリナは#4のリバウンドショットとミドルシュートで点差を縮め，33―37西原４点リードで前半を折り返す。
第３Ｑ　後半に入っても西原の運動量が落ちることはなく，聖カタリナに対し積極的にダブルチームを仕掛けていく。西原＃14がジャンプシュートとレイアップで連続得点をあげれば，聖カタリナも＃5のジャンプシュートと#10のインサイドの合わせプレーで得点を奪い，一進一退の攻防が続く。このクォーターは４点差以上に点差が開くことはなく，高い緊張感を保ったまま時間が経過していく。残り50秒，聖カタリナは#10のフリースローで47－47の同点とするが，西原の#4が直後のオフェンスで３Ｐを決め返し，聖カタリナの逆転を許さない。聖カタリナ47－50西原で第３Ｑを終える。
第４Ｑ　聖カタリナは#14のハイポストからのジャンプシュートで得点をあげるが，西原は#4のこの試合４本目となる３Ｐで得点をあげ，流れを渡さない。聖カタリナがスティールからの速攻で#11が得点すれば，西原は#7の１on１で得たフリースローを確実に沈め加点していく。膠着状態が続き残り３分，56－59と聖カタリナ３点ビハインドの中，聖カタリナはタイムアウト後のオフェンスで#5,#4が１on１からのドライブで連続得点をあげ，60－59とついに逆転を果たす。さらに聖カタリナは#4がドライブとフリースローを沈め，残り40秒で63－59と４点のリードを奪う。このまま終わるかに思われたが，西原はここから#8が３Ｐを沈め，さらには#7が相手のミスから得たフリースロー２本を確実に決め切り再逆転に成功する。最後の聖カタリナのオフェンスを守り切った西原がこのまま逃げ切り，63－64で西原が勝利をおさめた。

文責：今門　健作