第１Ｑ　両チームハーフコートマンツーマンでスタート。立ち上がりの桜花，高さのある#12にボールを集め，6－0とする。対する東京成徳は，果敢に攻めるが桜花の堅いＤＦに阻まれる。開始３分，ようやく東京成徳#6の３Ｐが決まり初得点。リバウンドで優位に立つ桜花の#6がゴール下シュートを決めたところで東京成徳最初のタイムアウト。その後東京成徳は#6のドライブ，セットオフェンスなどＤＦを崩そうと試みるも，桜花#12のブロックショットなどで得点が伸びない。桜花は#4の３Ｐなどが決まり突き放しにかかる。東京成徳#7がミドルを沈め，17－5としたところで桜花がタイムアウト。桜花は流れを断ち切り，インサイド中心で攻め得点を伸ばすが，東京成徳も高い位置からダブルチームを仕掛け，#6のミドルが決まるなど動きが良くなる。25－9と桜花リードで第１Ｑ終了。
第２Ｑ　東京成徳の#7がミドルを沈めスタート。東京成徳はＤＦをオールコートの１－２－２と変化を見せ，#8，#7，#10などの得点で，24－36と点差を詰める。桜花#12のゴール下が決まり，24－38となったところで，残り５分，東京成徳がタイムアウト。直後，東京成徳#10のバスケットカウントが決まりフリースローも決まり波に乗り始める，しかし，あわてない桜花は，#6，#4が得点し，残り２分半，46－29としたところで桜花がタイムアウト。お互い速い展開となるが，桜花#6，#4が連続で速攻から得点し，58－34と桜花が差を広げて前半終了。
第３Ｑ　勢いそのままに桜花#12のターンシュートでの得点でスタート。東京成徳も#8のミドル，#7の３Ｐで互角の戦いを見せる。開始５分半，東京成徳#6が桜花#12に対し，ドライブを仕掛けバスケットカウントを獲得したところで，桜花がタイムアウト。東京成徳，フリースローを沈め，71－47とする。リバウンドに勝る桜花がじわじわ得点差を広げるが，東京成徳#4の３Ｐに対して桜花#12が４つめのファウルでベンチに下がる。それでも桜花#10の３Ｐが決まったところで，第３Ｑ終了。スコアは，86－50。
第４Ｑ　東京成徳#10，#8のブレイクショットでさらにＤＦにもプレッシャーをかけ始める。しかし，桜花#12に変わって入った#15も高さを生かし，リバウンド，ゴール下シュートで流れを渡さない。東京成徳も#7が強いプレイでバスケットカウントを獲得するなど積極的なオフェンスで攻め続けるが，桜花は，#15から#7，#9から#7への合わせが決まるなど，勢いは衰えない。東京成徳も#7，#6のミドルで応戦し，激しいプレスＤＦで反撃を試みようとするも，あわてない桜花は，リバウンドを支配し，確実に得点を伸ばし，最終スコア112－69で試合終了となった。東京成徳は最後まで粘り強いＤＦで食らいついたが，桜花学園のリバウンド力，堅いＤＦに得点を伸ばすことができなかった。

文責：佐々木　徹