第１Ｑ　両チームともハーフコートマンツーマン，相手のドライブを激しく守り合う展開で始まる。東山#4がドライブで先制すると，福岡第一#60がインサイドで返す。さらに福岡第一は#60が連続得点をすれば，東山は#4が果敢なドライブで牽引し残り５分で7－7。福岡第一は#8の３Ｐや，#13,#46の得点で，残り２分で14-9とリードする。残り１分，東山が#11から#4へとアリウープを決めれば，福岡第一も#8がドライブを決め，両チームとも一瞬のチャンスを逃さない。16－11で第１Ｑ終了。
第２Ｑ　東山#4がドライブを決めれば，福岡第一#60がインサイドで決め返す。開始２分で19－13。お互いに堅固なディフェンスで相手にタフショットやミスを強いる展開となり膠着状態が続く。残り６分を切り，両チームはドライブや速攻からアシストを決めるスピーディーな展開となる。残り５分，21－15で東山がタイムアウトをとると，さらにペースが上がる。福岡第一が#8を中心に速攻を決め，東山は#5の３Ｐが連続して決まる。東山#11，福岡第一#46は緩急を活かしたドライブを互いに魅せる。残り２分33－23となり，東山前半２つ目のタイムアウト。福岡第一は#46，#54の得点で攻守のギアを上げていくが，東山も粘り強くゲームを作ると#5 が３Ｐを決めて反撃。37-26の福岡第一リードで前半終了。
第３Ｑ　後半も両チームともにマンツーマン。手堅く守り合う展開で始まる。残り７分，福岡第一は#8の速攻や３Ｐで得点を重ねる。一方，東山も#5の３Ｐ，#11のドライブで譲らない。残り６分，東山が流れを掴む。東山#11，#7のコンビプレイや#11のドライブでの得点に，#9がインサイドで攻守に存在感を見せ，残り１分を切ったところで46－43の３点差まで詰め寄る。福岡第一はここでタイムアウト。その後，#8の３Ｐから不意を突くプレスを仕掛けるも，東山#9が得点し49－45で第３Ｑ終了。
第４Ｑ　序盤は両チームが交互に点を取り合う。福岡第一は#13,#46らが，東山は#9らが得点。残り７分，福岡第一が#46のドライブ，#60の速攻を連続して決め60－49となったところで東山がタイムアウトを取る。タイムアウトの間には，応援席の両チーム生徒たちが熱い展開に思わず一体となる様子も見られた。タイムアウト明け，福岡第一#54がドライブを決めると，東山は#9のリバウンドショットで返す。一進一退となったが，福岡第一は終始スピードを落とさず，#46のドライブから，#54，#13がタイミングよく合わせて得点するなどし，点差を維持したまま70－56で試合終了。福岡第一が準決勝に進出した。

文責：上ノ町　友紀