【総括】
1部昇格のため負けられない大阪産業大学と神戸医療福祉大学の一戦。どのクォーターも全体的にファールゲームの展開だった。それほど両チームのオフェンス、ディフェンスが厳しく、激しい試合展開だったということである。それにより、点差は大きく広がることはあまりなく、お互いに競り合った試合展開を見せてくれた。また、両チームのり個々それぞれの得意とするプレーも多くみられ、内容の濃い良い試合を繰り広げてくれた。

【第1クォーター】
大阪産業大学からの攻めでゲームスタート。しかし、神戸医療福祉大学の#73廣山が3Pシュートを決め、チームを勢いづける。その後、神医福#23アサンによるインサイドプレーにより、さらに得点が重なる。しかし、大産大も#7中村や、#20小栗による外回りのシュートにより得点を重ねていく。両者オフェンスは好戦的で、お互い競り続けている試合展開である。そして、18-21で大産大が1歩リードし、第1クォーターが終了する。

【第2クォーター】
第2クォーターが始まり、第1クォーターよりもさらにディフェンスプレッシャーの激しさが増す。特に大産大のディフェンスでは、＃23アサンのインサイドプレーを阻止すべくダブルチームを活用した激しいディフェンスを行い失点を抑えている。しかし、神医福のオフェンスも次第に激しさを増し、第2クォーターの半分で得点が追いついた。そして第2クォーター終了。最終スコアは44-43で神医福が1点差でリードする形で前半戦が終わる。

【第3クォーター】　
第3クォーターが始まり、開始早々大産大の#51村上が3Pシュートを決める。それに続き、#82前田のドライブ、#76大町のゴール下のシュートによりさらに点差を広げていく。だが、やはり#23アサンのインサイドプレーは止まらず、#73廣山の3Pシュートもあり徐々に点差が縮まっていく。そして、最終スコアは62-65で大産大がリード。

【第4クォーター】
第4クォーター開始早々神医福のシュートインが続き、大産大の得点を上回る。だが、大産大#76大町のミドルシュートが2本連続インし、再びお互い競り合った試合展開を繰り広げている。そして、その競り合いの中、神医福#73廣山の3Pシュートによりチームを勢いづける。だが、大産大#76大町のバスケットカウントにより、シーソーゲームの展開へとつながるように思えたが、神医福のオフェンスの勢いは止まらず、途中10点もの得点差を広げる。このまま神医福がリードして試合が進むと思いきや、大産大による2本連続の3Pシュートによりかなりのアプローチをする。そして、試合終了。最終スコアは96-86で神医福が勝利を掴み取った。

文責：番平伊織　芦屋大学