【総括】
昨日、関西大学に痛恨の敗退を喫し、連敗は避けたい近畿大学と2巡目4位とインカレ出場に向け負けられない大阪体育大学の一戦。序盤は両者ともに一歩も譲らず、持ち味を発揮する展開になる。近畿大はシュートが思うように決まらないだけでなく、＃9パトリックがファウルトラブルに陥るなど流れが悪くなる。その一方で大体大は＃9藤本が前半だけで２2得点を決めるなど大爆発し、44-31と13点リードで折り返す。後半に入り近畿大が＃9パトリックの高さを生かしたオフェンスや前半調子の悪かった3Pシュートを#56米沢が決めるなど盛り返す。大体大は最後まで粘り強いディフェンスを見せ、離されないよう付いていくが一歩届かず84対81で近畿大が勝利した。
【第1クォーター】
試合開始直後、近畿大＃24今村がドライブにより得点する。対して大体大＃20山田も3Pシュートを決める。その後、近畿大は#24今村を中心にゲームを組み立てる。一方の大体大は#9藤本がタフショットを連続で沈めるなど得点を量産する。さらに#20山田も3Pシュートを沈め、#9藤本に続く。両者一歩も引かず、互いに激しいディフェンスからの速攻を狙うアップテンポのバスケを展開、21-21の同点で終える。
【第2クォーター】
開始早々、大体大＃20山田が3Pシュートを沈めリードを奪う。しかし、近畿大の＃3３濱田が3Pシュートを決め、再び試合を振り出しに戻す。中盤以降には大体大がアグレッシブなディフェンスからの速攻で得点を重ね、近畿大はタイムアウトを取る。しかし、大体大の流れが止まらない。さらに、近畿大#9パトリックがファウルトラブルに陥る。44対31で大体大13点リードで前半を終える。
【第3クォーター】
近畿大＃36榎田が3Pシュートを決め流れを変えようとするも、大体大の勢いが止まらない。しかし、近畿大＃24今村が連続3Pシュートを沈め、流れを取り戻し始める。さらに、近畿大＃9パトリック、＃24今村による高さを活かした攻撃で同点まで追いつくことに成功する。だが、大体大＃9藤本の得点でリードし、近畿大が差を詰めるも63-58で大体大の5点リードで第3クォーター終了する。
【第4クォーター】
近畿大が激しいディフェンスにより大体大に得点を許さず、＃56米澤の3Pシュートで点差を同点にする。その後、互いに点を取り合う展開になるが、＃9パトリックのゴール下での得点により逆転に成功する。ここで大体大がタイムアウトを取り、勢いを止めようとするが、近畿大は差を広げる。このまま試合が終わるかと思われたが、本日絶好調の大体大＃9藤本と＃20山田の得点により残り1分40秒で同点に追いつく。しかし、#33濱田がオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントで得点する。大体大はファウルゲームを仕掛けるも近畿大#11田上がフリースローを2本とも決め、84-81で近畿大が激闘を制した。

文責：峰晴、五藤