1次リーグ最終戦。白星を一つでも多く挙げ２次リーグへと繋げたい園田学園女子大学と天理大学との一戦。試合前半、両チーム激しい攻防を繰り広げリードを奪い合う。園田大は正確なアウトサイドシュートで得点を重ねる。対する天理大は、#6足立を軸に攻守とも気迫あるプレイで園田大の追撃を阻む。後半、天理大のマッチアップゾーンが機能しはじめ園田大を引き離すも、園田大は正確なアウトサイドシュートで応戦する。終盤にさしかかっても性格なアウトサイドシュートで流れを掴んだ園田大が、81－73でリーグ戦2勝目を飾った。

第1Q開始早々、天理大#14近藤の3Pシュートが決まり勢いづく。しかし、園田大はチーム一丸となり声を出し、自分たちのオフェンスリズムを崩さず冷静にシュートを決めていく。両チーム積極的に１対１を仕掛け、決められては決め返すスピードのあるゲームが展開される。後半、天理大はスクリーンを使ったプレイでアウトナンバーを作り得点を重ねていく。対する園田大は、正確なアウトサイドシュートで得点を挙げる。また、#81西垣の3Pシュートでついに天理大をとらえるが、天理大がリードを守り20-22で終了。

第2Q、園田大がシュートを沈め天理大に追いつく。天理大#6足立が気迫あふれる１対１ですぐさま得点するも、園田大#81西垣の3Pシュートで園田大が天理大からリードを奪う。両チーム激しい攻防でリードを奪い合いシーソーゲームとなる。ゲームのリズムを変えたのは天理大#6足立のアシストによる#31山野の得点。このプレイをきっかけに、さらにゲームのスピードが上がり、激しい攻防が繰り広げられる。終了間際、天理大#6足立がファウルを貰いながら3Pシュートを沈め、その後のフリースローもきっちりと決め、37-41で天理大が若干リードを広げ後半へ折り返す。

第3Q、両チーム前半の勢いのまま果敢にリングへ向かう。天理大のマッチアップゾーンが機能しはじめ、園田大のアウトサイドシュートを封じ天理大は引き離しにかかる。園田大はなかなかネットを揺らすことができず、たまらずタイムアウトを要求。タイムアウト後、園田大はペイントエリアへのドライブやインサイドカットを仕掛ける。また、#81西垣の投入により再びアウトサイドからのシュートが決まりだすと、天理大ディフェンスを翻弄し天理大の背に迫る。しかし、天理大は#14近藤の1対1で確実に取り返す。天理大が57-63とリードのまま最終Qへ。

第4Q、両チーム堅いディフェンスを前に思うように得点を重ねることができない。先に流れを掴んだのは園田大。積極的なドライブからアウトサイドへパスを出し、得点を重ね天理大に1点差と迫り、ついに逆転に成功する。園田大はリードを守るため、オールコートマンツーマンディフェンスに切り替える。天理大は苦しい態勢でのシュートが増え、ネットを揺らすことができない。また、オフェンスリバウンドに飛びつくも、シュートを決めきることができず園田大がじわじわと天理大を引き離していく。天理大は園田大の勢いを止めることができず、ファウルが重なりチームファウルが5つとなってしまう。園田大はフリーフローを決めきり、リードを広げていく。両チーム最後まで激しいぶつかり合いを見せるが、最終Qで流れを掴んだ園田大が81-73で勝利を収めた。

文責：森島真帆