2019年度関西女子学生リーグ戦を締めくくるゲーム、大阪人間科学大学と大阪体育大学の一戦。試合開始早々、大体大のバスケットカウントで流れを掴んでリードを奪う。人科大は追いかける展開となるも、落ち着いてゲームを進める。第2Ｑ、人科大＃6田中の3Ｐシュートをきっかけに流れ引き寄せ、じわじわと大体大を引き離していく。第3Ｑ、大体大＃4新田・＃10奥村の連続シュートや、＃19アンモールの力強いプレイが要所で決まり、人科大を猛追する。しかし、人科大は確実なシュートでリードを保ち続け、第3Ｑを終える。第4Ｑ、気持ちがこもった好プレイが繰り広げられる。激しい点の取り合いとなるも、人科大はリードを保ち続ける。残り1分、大体大が執念の追い上げをみせ、2点差に詰め寄る。最後まで粘りを見せる大体大であったが、人科大が逃げ切り、67-65で勝利を収め、全勝優勝を飾った。

第1Ｑ、試合開始早々ネットを揺らしたのは、大体大＃15大吉。バスケットカウントで先制点を挙げ、流れを掴む。対する人科大は、＃4塩田ファウルを貰い、フリースローを決め返す。お互いにマンツーマンを敷き、激しい攻防となる。大体大は、人科大の激しいディフェンスをかいくぐり、シュートを決めていき、リードを奪う。大体大＃4新田が、バスケットカウントを決め、引き離しにかかる。一方の人科大は、持ち前の1対1を積極的に仕掛けるも、大体大の激しいディフェンスに苦戦し、ネットを揺らすことができない。終盤、人科大＃19清水が3Ｐシュートを沈め、点を縮める。21-20と大体大がリードして、第1Ｑを終える。

第2Ｑ、人科大＃6田中が先制点を決め、さらに＃14峰晴が連続してスコアし、逆転に成功する。すかさず大体大がタイムアウトを要求する。大体大は、タイムアウト終了後立て直しを図るものの、アウトサイドからのシュートが決まらず、得点を重ねることができない。終盤、決めては決め返す攻防戦となるものの、人科大がじわじわとリードを広げていく。残り2分、大体大＃15大吉が3Ｐシュートを沈める。また、オフェンスリバウンドをもぎ取り、果敢にドライブを仕掛けていく。何とか点差を縮めようとするが、38-32と人科大がリードして、勝負は後半へ。

第3Ｑ、開始早々両チーム激しい攻防が続き、決めては決め返す緊迫したゲーム展開となる。開始2分、大体大が激しいディフェンスで人科大のミスを誘う。大体大＃10奥村のアシストから＃19アンモールがシュートを決める。その後も＃19アンモールが力強いプレイから連続シュートが決め、4点差に詰め寄る。すかさず人科大がタイムアウトを要求し、リズムを整える。タイムアウト終了後、人科大は1対1を果敢に仕掛ける。しかし、大体大の粘り強いディフェンスを崩しきれず、リングを揺らすことができない。残り3分、大体大＃4新田が3Ｐシュートを決め、ベンチ総立ちの盛り上がりを見せる。だが、人科大は焦ることなく、＃20金澤が鮮やかな1対1でネットを揺らし、その後も人科大が連続シュートを決め、53-48で人科大がリードを保ち、第3Ｑ終了。

第4Ｑ、先制点を挙げたのは人科大。このまま流れを掴み切るかと思われたが、大体大＃15大吉の3Ｐシュートを決め、流れを人科大へ譲らない。その後も人科大は＃13高橋のバスケットカウンスローなどで着々と得点へ繋げる。中盤、大体大がタイムアウトを要求し、タイムアウト明け、インサイドへボールを集め、高さを活かしての得点を重ねていく。終盤、一進一退のゲーム展開となる。大体大は決死のディフェンスを見せるも、ファウルが重なり、人科大がフリースローで得点を重ねていく。大体大はリバウンドをもぎ取りリングに向かい続け、残り1分を迎えたところで、大体大＃15大吉・＃10奥村の連続シュートで4点差に追い上げる。残り16秒、大体大が人科大からボールを奪い、＃11中村がレイアップを決め、遂に2点差まで詰め寄る。人科大はタイムアウトを要求する。残り僅かなチャンスをものにしようと決死のディフェンスを見せる大体大を前に、人科大は落ち着いてゲームコントロールをし、タイムアップ。67-65で人科大が勝利を収め、2年ぶり15回目の優勝をリーグ戦全勝で飾った。

文責：牧　佳奈子