第１Ｐ互いにハーフコートマンツーマンディフェンスから始まる。名古屋女子大＃11がドライブからファウルを誘い確実に２本決め先制する。東海大福岡は＃７のインサイドプレー、＃９のドライブで得点を重ねる。両者ともにはスクリーンプレーでノーマークを作るも３Ｐシュートが入らず得点が取れない。開始５分拮抗状態が続くが、名古屋女子大の堅実なディフェンスリバウンドからファストブレイク、＃11の１対１で得点を重ね15対14で名古屋女子大リードで第１Ｐを終える。
第２Ｐ開始早々、セットプレーにより名古屋女子大が確実に得点を取り流れを作るが、リードを許さぬよう東海大福岡はオールコーマンツーマンディフェンスで仕掛ける。名古屋女子大は簡単に攻めれず一時苦戦するも、すぐに立て直し、＃11のスティール・ドライブ・３Ｐシュート、＃６のバスケットカウントにより、一気に離しかける。しかし残り２分東海大福岡も３Ｐシュートを連続で決めて食らいつき、41対33名古屋女子大がリードしたまま第２Ｐを終える。
第３Ｐ東海大福岡は＃８・＃９のインサイドプレイで得点を重ねる。またアウトサイドからの強気の１対１も目立つようになり、徐々にリードされていた得点を詰めていく。更に、2-2-1・1-2-2のゾーンプレスを織り交ぜて仕掛け、パスカットやスティールにより得点を詰めていく。名古屋女子大はゾーンプレスに対応するも、イージーシュートを決めきれずに得点が伸びない。一進一退の攻防が続き57対57の同点で最終ピリオドを迎える。
第４Ｐ東海大福岡の＃５の３Ｐ、＃８との徹底した２対２のピックプレイによりジャンプシュートや＃７のインサイドプレイ、＃９の３Ｐシュートで徐々に引き離しにかかり、７点リードされたところで名古屋女子大がタイムアウトを取る。タイムアウト後、名古屋女子大は巻き返しをはかり、＃10のリバウンドシュート、＃11の１対１・３Ｐシュートで得点し応戦するも、その後は得意の３Ｐシュートが決まらない。更に東海大福岡＃８のディフェンスリバウンドも強く、名古屋女子大はオフェンスリバウンドが取れずに得点が伸びない。最後まで粘るものの、個人ファウルが溜まった名古屋女子大の選手は苦しいディフェンスを強いられ、東海大福岡の勢いを止めることができず、東海大福岡が80対71で勝利した。

文責：田中　くみ子