第１Ｐ　両チームハーフコートマンツーマンでスタート。先制点は京都精華＃９の鋭いドライブ。札幌山の手は先制点こそ譲ったものの、＃６が繰り出すテンポの速いパスを＃４が確実にリングに収め、リズムを掴む。　一進一退の攻防が展開される中、中盤、ターンオーバーが目立つ京都精華にすかさず札幌山の手が得意なファストブレイクをたたみかけ、大量得点。終盤、京都精華は要所で得点し、36対24。ハイスコアのゲームが展開され、札幌山の手優勢で終了。
第２Ｐ　序盤、京都精華は＃４の３Ｐシュート、センター陣の力強いオフェンスリバウンドで連続得点し、相手に詰め寄る。さらに＃４が４本目の３Ｐシュートを沈め、６点差にする。しかしその後は、札幌山の手＃８が冷静に得点し、簡単に流れを渡さない。中盤、札幌山の手は＃６を軸に再び速い展開に持ち込み、リードする。流れを変えたい京都精華は残り４分、メンバーチェンジをし、2‐1‐2ゾーンに切り替え、反撃を試みる。スローダウンには成功したものの、札幌山の手＃４、＃８にオフェンスリバウンドを許し、50対43。札幌山の手リードで後半戦へ。
第３Ｐ　両チームハーフコートマンツーマン。　京都精華＃９がスピードに乗ったドライブで得点を挙げ、チームを鼓舞する。しかし、札幌山の手＃８がすぐさまバスケットカウントを沈め、相手の追い上げを断ち切る。その後は、2‐1‐2ゾーンや1‐3‐1ゾーンを織り交ぜ、なんとか点差を縮めたい京都精華に対し、札幌山の手は＃７の３Ｐシュートを含む連続得点で簡単には流れを渡さない展開となる。71対58、札幌山の手がリードを守り、最終ピリオドへ。
第４Ｐ　京都精華は1‐2‐1‐1ゾーンプレスから1‐2‐2ゾーンを敷き、最後の勝負を仕掛ける。序盤、＃15のゴール下、＃６、＃４の３Ｐシュートで相手に食らいつく。だが、札幌山の手は落ち着いてアウトナンバーを決め、点差をキープ。その後も、マークのずれた隙を見逃さない＃６のアシストが光り、＃４のゴール下を中心に得点を積んでいく。京都精華は＃９を中心に最後まで粘りを見せたが、94対81で終始主導権を握った札幌山の手が勝利を掴んだ。

文責：浦志　夏紀