第１Ｐ　お互いオールコートマンツーマンディフェンス。中部大第一＃12のシュートを皮切りに、激しい攻防が始まる。開始早々、東山＃15の活躍により、中部大第一＃８が続けてファウルをしてしまう。その後、東山はセットプレー、中部大第一はファストブレイクを中心に点を取り合う。均衡状態が続く中、東山＃15も二つ目のファウルを犯してしまう。徐々に中部大第一のハードなディフェンスが効き始め、19対14と中部大第一のリードで終了。　第２Ｐ　引き続き中部大第一の激しいディフェンスに対し、東山はスクリーンプレイを有効に使い加点していく。中部大第一もバランスよく攻めるが、流れは少しずつ東山へ。残り５分、中部大第一は悪い流れを変えようとタイムアウトを請求する。その後はお互い我慢の時間が続くが、中部大第一＃８、東山＃15と両チームのインサイドが３つ目のファウルをしてしまう。中部大第一は一度同点まで追いつかれてしまうが、もう一度突き放し、37対32とリードして終了。　第３Ｐ　東山は＃15を起点に攻めを組み立てるが、４つ目のファウルをしてしまい、ベンチに引き下がる。しかし、アウトサイド陣がぺネトレイト、ジャンプシュートと確実にシュートを決め、残り２分、ついに41対43と逆転に成功する。中部大第一は５分間得点を入れることができず、苦しい時間帯に。それでも中部大第一＃５がフリースローを高確率で沈め、簡単には離されない。46対45と東山が逆転して最終ピリオドへ。　第４Ｐ　中部大第一＃15が早々にシュートを決め逆転に成功。さらには徹底した激しいチームディフェンスからファストブレイクを出し、東山はたまらずタイムアウトを取る。中部大第一＃５が決めれば、東山＃15も入れ返す互角の戦いへ。ここで中部大第一＃６が一値千金の３Ｐシュートを沈め、大きな追加点を得る。逆に東山は大事な場面でフリースローを４本連続で落としてしまう。残り２分、東山＃15が痛恨のファウルアウト。ここで中部大第一は３年生５人の布陣が意地とプライドを見せ、東山のオフェンスを無得点に封じ込める。それでも最後まで諦めない東山は＃９のゴール下、そして残り20秒で＃11のファストブレイクにより58対57の１点差へ。東山はファウルゲームを仕掛け、ゲームクロックを止めにかかるが、最後までボールをキープし続けた中部大第一が最終的に58対57で逃げ切った。地元の大声援を受け激戦を制した中部大第一と、巧みなオフェンスで見ている人を魅了した東山の両チームに拍手を送りたい。

文責：相沢　航