【準々決勝】
　ベスト4をかけての一戦。与進 対 実践学園の対戦。
　第1Q、与進は、1回戦で25得点を決めた#18のシュートで先制。その後も、インサイドアウトから#1 6、#4が3Pを決める。一方、実践は、#12、#4がスチールからの得点を決めるなど一進一退の攻防が続く。4分過ぎ、与進#16がこの試合2本目の3Pを決めるなど6点差とする。実践はダブルチームを仕掛けるなどディフェンスを変化させながら、自分たちのペースに持ち込む。7分40秒過ぎの最後のプレイで、実践はハーフコートでダブルチームでスチールを狙う。与進はあわてずパスを回し、最後は#4がドライブを決め、18－13で終了。
　第2Q。 与進は#18から#17へのハイロープレイが決まる。実践はハーフコートでダブルチームを仕掛けるなど、相手のターンオーバーを誘う。しかし、最後のシュートがなかなか決まらない。両チームなかなか点が入らず、3分過ぎの22－13のとき与進が先にタイムアウトを取り、エンドスローインからのプレイを確認するが、惜しくも決まらなかった。実践は#15、 #7が得点をし、5点差まで詰め寄る。なんとか点差を離したい与進は、ここから高さと機動力を活かし、7分すぎ、#17、#18のドライブなどで9点差をつける。粘る実践は、7分過ぎに#15、#7のバスケットカウントが決まり、4点差まで詰める。28－24で終了。
　第3Q。 与進#17、#18の活躍で与進ペースで進み始めた。点の取り合いが続いた4分30秒過ぎ、実践は#7のバスケットカウントが決まり、ついに同点に追いつく。さらに、その相手スローインをスティールし逆転に成功。一気に盛り上がる実践ベンチ。さらに#15、#17の連続スティールで36－42となる。5分30秒過ぎ、与進タイムアウト。タイムアウト後も得点の入れ合いが続き、39－46 と実践が7点リードをして第3Q終了。
　第4Q。 最大9点ビハインドとなった与進。ここから驚異の粘りを見せ、4分30秒過ぎ、#5の2本目のフリースローは落ちたが、#18がオフェンスリバウンドを決め同点。5分30秒過ぎ、実践#16が決め、50－52とする。その後も実践のシュートが決まり、50－56となったところで与進タイムアウト。7分過ぎ、与進#4がシュートを決め、52－56。その後も、実践の攻撃をしのぎ、#18がフリースロー2本を決め54－56。実践は最後のシュートを決められず、与進がリバウンドを奪い最後の攻撃へ。ゴール下でノーマークとなった与進#17がパスを受け、ブザービーターとなるシュー トを決め、56－56で延長へもち込む。
　OT、与進#4の1on1が決まり、その後、与進が連続スティールで61－56と突き放す。粘る実践も#1 5がフリースローを2本決め、61－58と3点差に詰め寄る。残り24秒で与進ボール。実践はスティールを狙いに行くが、与進がボールをキープし、3点差でベスト4に進出した。両チームの粘り強いディフェンス、リバウンドを制そうとする意識の高さ、ベスト4を決める試合にふさわしい戦いであった。両チームの健闘に拍手を送りたい。

文責：山田　明