【決勝】
　女子決勝。三重県メリノール 対 大阪府樟蔭 の対戦。
　第1Q、立ち上がりは両チームともハーフコートマンツーマンでスタート。メリノールは樟蔭#5に フェイスガード。メリ#4のリバウンドショットで先制。その後もメリ#8#15の連続3Pと速攻が立て続けに決まり、一気に差を広げる。樟蔭も積極的にゴールにアタックするが、リングに嫌われなかなかシュートが決まらない。残り4分、メリ12－2樟蔭になったところで樟蔭タイムアウト。タイムアウト明け、樟蔭#5からのアシストで#14が冷静にシュートを沈め、立て直しを図る。残り2分を切ったところで樟蔭#12#5が連続得点。差を徐々に詰める。メリ18-11樟蔭で第1Q終了。
　第2Q、2分を経過したところで樟蔭#5が3Pを決め、その後も力強いドライブからフリースロー獲得。2本とも沈めて1点差に詰め寄る。その後、樟蔭#4も3Pを沈めて逆転し、この試合初めてのリード。しかし、メリ#8のドライブですぐさま同点に。その後は両チーム互いに得点を重ね、 一進一退の展開。残り1分30秒、メリ#8の速攻、#7#6のミドルシュートで再び逆転し、リードを広げる。メリ33-28樟蔭で前半終了。
　第3Q、樟蔭#7がドライブから#4へ合わせ、後半先制。その後、メリノールは#8がオフェンスの中心としてドライブやミドルシュート、味方へのアシストで得点していく。徐々に差を広げていくかと思いきや、樟蔭も負けじと#5のドライブや#12#13の2年生コンビが躍動し、点差を再び詰めていく。終了間際、#5のミドルシュートが決まり、メリ48－46樟蔭の2点差で第3Q終了。
　第4Q、樟蔭#5が速攻から技ありのレイアップシュートで再び逆転。しかし、メリ#4がゴール下で奮闘し、再び逆転。その後はメリ#8が連続得点し、5点差に広げる。残り3分30秒、樟蔭#5が個人技から技ありのステップでシュートをねじ込むも、メリ#16が気迫のこもったオフェンスリバウンドからゴール下のシュートを決め、流れを渡さない。残り1分39秒、メリの9点リードになったところで樟蔭タイムアウト。その後、樟蔭#7のミドルシュート、#12の速攻で5点差に詰めたところで今度はメリノールがタイムアウト。直後、樟蔭はメリノールを堅いディフェンスで封じ込め、14秒を守り切る。その後、樟蔭#13がミドルシュートを決め3点差。しかし、メリ#16が力強くゴール下をこじ開けてシュートを沈め、残り23秒、差は再び5点差へ。残り10秒、樟蔭#5が意地の3Pを決めて2点差に詰め寄るも、メリノールが危なげ なくボールキープをしてタイムアップ。メリ68－66樟蔭で終了。メリノールが昨年度に続き2年連続の優勝を果たした。両チームとも気迫のこもったディフェンスとリバウンド、高い個人技が発揮された全国大会決勝にふさわしい好ゲームであった。

文責：高村　翔