第１Q、正智深谷はマンツーマン、土浦日大は２－３ゾーンでゲームをスタートする。開始からお互い積極的にシュートを打っていくが確率が上がらない。序盤はトランジションから＃４、＃10の３Pが決まった土浦日大が先手を取るが、残り３分を切ってから、＃７のバスケットカウントや＃９の連続３Pで正智深谷が逆転する。正智深谷が７点リードで第１Qを終了する。

　第２Q、両チームとも運動量の多い守備が続き、お互いに得点が伸びない展開が続く。しかし、正智深谷はタイムアウト後に得点を重ねていく。＃５などの鋭いドライブでペイントアタックを繰り返し、オフェンスリバウンドを奪ってセカンドチャンスを得点につなげていく。逆に、土浦日大は相手の早いヘルプディフェンスにタフショットを打たされ、リバウンドを取られて速攻を出される苦しい展開に。点差が２桁に広がったところで土浦日大はたまらずタイムアウト。タイムアウト後、土浦日大は＃10の鋭いドライブインシュートなどで食らいついていく。また、オールコートでディフェンスをしかけるも流れを変えるところまで至らず、正智深谷17点リードで前半を終える。

　第３Q、正智深谷はマンツーマン、土浦日大は２－２－１プレスから２－３ゾーンでスタートする。序盤、土浦日大が攻撃的なディフェンスから相手のミスを誘い、＃22のリバウンドからのバスケットカウントなどで一気に流れを引き寄せる。＃14の３本のFT成功もあり、５分で点差を半分に縮めることに成功する。しかし、正智深谷は＃８の４Pプレー、＃９のジャンパーなどで再びリードを２桁に押し戻す。しかし、土浦日大が＃４や＃14の３連続３Pで再び点差を縮める。激しい攻防が続いたが、正智深谷４点リードに変わり第３Qを終了した。

　第４Q、立ち上がりから土浦日大のゾーンプレスに正智深谷のミスが重なり、一気に点差を縮めていく。土浦日大＃10のバスケットカウント、＃14の３Pなどでついに残り５分をきったところで逆転に成功する。その後、お互い激しい攻防が続き、１ポゼッションゲームが展開される。残り１分半で土浦日大＃４の３Pが決まり３点リード。ここで正智深谷が２回目のタイムアウト。タイムアウト後のオフェンスで得たFTを決め１点差に。残り30秒で正智深谷＃８の３Pが決まるも、直後の土浦日大の攻撃で＃４が２Pが決まり残り3.5秒で同点へ。最後の正智深谷の攻撃は決まらず、試合はOTへ突入した。

　OT、先手を取ったのは正智深谷。＃６、＃５のFT、さらに＃８のトランジション３Pが決まり残り３分でリードを４点にする。土浦日大も＃10が３Pを決め、またも１ポゼッションゲームへ。同点でむかえた残り7.9秒で正智深谷＃９のFTが２本決まり、これが決勝点となり試合終了となった。

文責：馬越　大