男子決勝トーナメント１回戦　明石望海（兵庫県）と津軽（青森県）の対戦。
　明石望海はハーフのマンツーマンディフェンス、津軽はオールコートマンツーマンディフェンスでスタート。開始早々に津軽は＃４、＃７のレイアップで先制。対する明石望海は＃１１がジャンプシュートを決め応戦。しかし津軽は＃４、＃５の３Pシュート、ファストブレイクから＃４が得点。明石望海２ー１２津軽となったところで、明石望海はたまらずタイムアウト。しかし、タイムアウト後も津軽はオールコートで激しくディフェンスをし、明石望海のミスを誘う。明石望海は津軽の厳しいディフェンスの中で、＃５、＃１１がリズムを変えようとドライブインや３Pシュートで反撃するが津軽１５ー２７明石望海で第１Q終了。

　第２Q、明石望海＃１３の３Pシュートが決まったのを皮切りに、＃５のドライブイン、＃１１のジャンプシュートで一気に点差を縮める。明石望海２２ー２７津軽のところで津軽がタイムアウト。タイムアウト後、津軽はディフェンスの強度をさらに上げ、流れを引き戻そうとするが、明石望海は＃６のドライブイン、＃１１、＃１３のオフェンスリバウンドからのシュートで得点。さらに明石望海＃５がディフェンスの合間を縫ってドライブインで得点し、逆転に成功する。しかし、津軽は逆転された直後に相手のミスからファストブレイクに持ち込み連続得点。再びリードを奪う。ここから両チームともに気迫のこもったディフェンスで互いに得点を許さない時間が続く。膠着状態の中、明石望海＃１１が３Pシュートを決め同点とする。さらに明石望海＃１１がブザービーターとなる３Pシュートを決め、明石望海３６ー３３津軽で前半終了。

　第３Q、津軽＃７の３Pシュートや息のあった合わせで得点を重ねる。対する明石望海も＃６のバスケットカウント、＃５のドライブインで応戦する。津軽は明石望海＃１１をフェイスガードでディフェンス。明石望海が攻撃の糸口を封じられている間に津軽は得点を重ね、明石望海３８ー４３津軽となったところで明石望海がタイムアウト。タイムアウト後、明石望海は＃１１のフェイスガードをスクリーンプレイで打開を試みるがマークを外しきれない。得点が止まった明石望海に対し、津軽はファストブレイクで得点を量産する。津軽６２－４２明石望海で第３Q終了。

　第４Q、明石望海はフェイスガードにあっていた＃１１をベンチに下げてスタート。明石望海＃４、＃５、＃６が果敢にゴールを狙うが、得点につながらない。逆に津軽は素早いパス回しでディフェンスを撹乱し、得点を重ねていく。試合終盤、明石望海＃５が力強いオフェンスリバウンドからバスケットカウント、ドライブイン、＃９の３Pシュートで得点するが、津軽との点差を縮めることはできず、津軽７０ー５２明石望海で試合終了。最後まで走り切り、闘志あふれるプレイで戦い抜いた両チームを称賛したい。

文責：新潟県中体連