男子決勝トーナメント２回戦　京都精華（京都府）と津軽（青森県）の対戦。
　立ち上がり両チーム、ハーフのマンツーマンディフェンスでスタート。津軽は＃４の連続３Pシュート、対する京都精華は＃２１、＃１６、＃３２がドライブインから得点する。津軽はハーフコートオフェンスで確実にパスを回しながら３Pシュートを狙い、京都精華はディフェンスリバウンドからファストブレイクで得点を狙う展開。津軽は＃１０が３本連続で３Pシュートを決めれば、京都精華は＃１６、＃２１がドライブインで得点を重ねる。京都精華２１ー１５津軽で第１Q終了。

　第２Q、京都精華は津軽のパス回しにプレッシャーをかけ、ボールの動きを止めにはいる。津軽は２４秒を使い切りながら、シュートで終わるようオフェンスをコントロールするもシュートが決まらない。逆に京都精華は、ディフェンスリバウンドをしっかりと取り、ファストブレイクにつなげる。津軽はオールコートマンツーマンディフェンスに切り替え、京都精華のオフェンスリズムの撹乱を試みるが、京都精華＃３６のバスケットカウント、＃１６の３Pシュートやドライブインで打開する。津軽も＃７が３Pシュートを決め点差を広げさせない。さらに終了のブザーと同時に＃６が３Pシュートを沈め、京都精華３６ー３１津軽で第２Q終了。

　第３Q、互いにミスから入り、２分間膠着状態が続く中、京都精華＃１８がドライブインからファールを誘い、もらったフリースローを１本決める。津軽はその直後のオフェンスで＃６が粘りあるオフェンスリバウンドからバスケットカウントを決め反撃する。津軽はオールコートでは積極的にダブルチームを仕掛け、ハーフコートでは京都精華のドライブインやインサイドプレーを防ぐよう小さく守る変化をいれる。京都精華は津軽のディフェンスに苦しむも、第３Q終了間際に＃９９、＃１６が力強くゴール下のシュートを決め京都精華４１ー３６津軽で第３Q終了。

　第４Q、京都精華＃１６がオフェンスリバウンドからのゴール下のシュートを決めると、スティールから＃２１がレイアップに持ち込み連続得点。津軽のターンオーバーから＃１６が得点を決め京都精華４７－３６津軽となったところで津軽がタイムアウト。勢いを止めたい津軽は＃１０のドライブインから＃７が絶妙な合わせでバスケットカウントを奪う。残り３分３７秒、京都精華４９ー４１津軽のところで津軽が２回目のタイムアウト。タイムアウト明け、両者気迫のディフェンスで得点を許さない。津軽はディフェンスでプレッシャーをかけ、京都精華のミスを誘おうとするが、京都精華＃３２の３Pシュートやスティールからのレイアップシュートで点差を広げる。津軽も＃６のドライブインや＃１０の３Pシュートで反撃を試みるがシュートを決めることができない。逆に京都精華＃３２が３Pシュートを沈め、勝負を決める。京都精華５８ー４２津軽で試合終了。互いの持ち味を最大限にコートで表現し、戦い抜いた両チームの健闘を称えたい。

文責：新潟県中体連