男子準決勝　メリ（三重県）と金沢学院（石川県）の対戦
第１Q、メリ＃３４のゴール下で先制。金沢学院はメリ＃３４への素早い寄りによってゴール下で自由にプレーさせず、逆に速攻や＃４の１on１、＃５の３Pシュートで加点する。残り２分４０秒メリ９ー１１金沢学院。メリはなかなか＃３４にボールを集めることができず、苦しい時間帯が続くが、＃３４がディフェンスリバウンドからそのままドリブルでアタックし、フリースローで加点する。メリ１３－１２金沢学院で第１Qを終了。

第２Q、金沢学院の集中力の高いディフェンスによって、なかなかペイントアタックできないメリ。対する金沢学院は力強い１on１からフリースローで加点していく。メリは＃３４がアウトサイドから１on１をしかけ、金沢学院のディフェンスを徐々に攻略していく。残り５分３０秒メリ１７ー１５金沢学院。その後、メリのペイントアタックが増え始めるが、金沢学院は＃６が体を張りながらメリの＃３４に自由を与えない。また、ディフェンスリバウンドを頑張り、速攻で加点していく。残り４分２０秒メリ１７－１９金沢学院。メリが１回目のタイムアウト。なかなか金沢学院の固いディフェンスを攻略できないメリだったが、メリ＃７のオフェンスリバウンドやゴール下の連続シュートで得点していく。終了間際、メリのブロックショットから＃３４がドリブルで速攻を仕掛け、バスケットカウントで得点する。メリ２６ー１９金沢学院で第２Qが終了。

第３Q、金沢学院＃６と＃１６が必死に体を張るが、メリ＃３４のバスケットカウントでスタートする。金沢学院は＃９のミスマッチを利用して得点しようとするが、メリのディフェンスに阻まれる。そこからメリの怒涛の攻撃が始まり、２分間で１２点を積み上げる。残り６分メリ３８ー２１金沢学院。金沢学院は＃４と＃５の１on１を中心に反撃を試みる。対するメリも前半苦戦した金沢学院のディフェンスを攻略し始め、互いに一進一退の攻防が繰り広げられる。残り３分３０秒メリ４４ー２９金沢学院。金沢学院＃１６と＃６がオフェンスリバウンドに何度もからみ、金沢学院のチャンスを広げるために献身的菜プレイを見せる。残り１分、メリ＃３４の３Pシュートで引き離すかと思われたが、金沢学院も＃１６の３Pシュートを決め返す。終了間際、金沢学院＃４のシュートをメリ＃３４がブロックしたかに思われたが、ゴールテンディングで金沢学院が加点し、メリ５０－３６金沢学院で第３Qが終了。

勝負の第４Q、固いディフェンスで互いのターンオーバーを誘発するが、苦しい時間を打開するメリ＃３４の３Pシュート。残り６分メリ５３－３６金沢学院。金沢学院がたまらず後半２回目のタイムアウトを取り、ディフェンスをオールコートのトラップディフェンスにチェンジし、メリのターンオーバー誘発していく。その後、金沢学院＃５や＃９の３Pシュートで加点し、点差を縮める。残り４分３０秒メリ５７ー４２金沢学院。金沢学院＃６のオフェンスリバウンドからのシュートや＃１６の１on１で追いすがる。残り２分４０秒、金沢学院を突き放すかのようなメリ＃３４のボースハンドダンクでメリ６３ー４６金沢学院となる。金沢学院も力を振り絞り＃９のジャンプシュートや＃６のドライブで応戦する。最後まで諦めない金沢学院がオールコートでボールを追いかけ、フリースローで加点していくが、メリが冷静に試合を運び、メリ６５－５４金沢学院で試合終了。メリの強みを発揮させないように死力を尽くして戦い、昨年度優勝校を最後まで脅かした金沢学院と、それを跳ね除け見事に決勝進出を果たしたメリには会場全体から大きな拍手が送られた。

文責：新潟県中体連