南部九州総体2019女子決勝は，昨年優勝の桜花学園高等学校と準優勝の岐阜女子高等学校の対戦。インターハイ決勝としては５年連続で同一のカードとなった。
第１Ｑ　ディフェンスは両チームともにマンツーマン。岐阜女子#4がフリースローで先制，すぐさま桜花学園#6がジャンプシュートを決める。その後，桜花学園はインサイド#12を中心に，岐阜女子は#11のジャンプシュートや#7のゴール下で得点を重ね，取られたら取り返す白熱の展開で，残り５分を8－9で迎える。ここで桜花学園が1回目のタイムアウト。その後，桜花学園がディフェンスを頑張り，岐阜女子の得点を#7のポストプレイの２点に抑える。オフェンスでは#11の３Ｐを含む８得点を挙げ，最後は#12がパスインターセプトからそのままレイアップを決め18-11，桜花学園リードで１Ｑを終える。
第２Ｑ　桜花学園が#4の３Ｐで幸先よく先制するも，対する岐阜女子は中外バランスよくオフェンスを展開し，#5,#4の３Ｐ，#8のインサイドプレイで順調に加点。残り５分40秒，岐阜女子は#5のドライブで23-23の同点に追いつく。その後，一進一退の攻防が続き残り４分で27-27。ここから桜花学園は，#11の３Ｐや#6の１アシスト６得点の活躍で流れに乗り，38－30で前半を終える。
第３Ｑ　岐阜女子は開始直後#7のジャンプシュートで得点する。すかさず桜花学園は#10のシュートで応戦する。その後，桜花学園の厳しいディフェンスの前に岐阜女子はなかなか得点まで結びつかなかったが，#5からの速いパスで#4が３Ｐを決め44－32とする。しかし，桜花学園は#6の飛び込みリバウンドからの２Ｐや，#12のゴール下などで得点を重ねていく。その後も，岐阜女子は#4の３Ｐで得点するが，桜花学園#12にゴール下を決められ差は縮まらない。残り３分，岐阜女子#4がバランスを崩しながらもゴール下にて得点し，#6のジャンプシュートで52－42とする。ここでタイムアウトを取った桜花学園はその後，#4が積極的な攻めをしかける。対して岐阜女子#8もゴール下フックシュートで応戦し，55－44で３Ｑを終了する。
第４Ｑ　桜花学園#10はディフェンスのタイミングをずらしながらのレイアップにて得点。対する岐阜女子も#7が相手のファウルを誘うプレーや，#7から#4への合わせからのレイアップなどにより得点するが，お互い得点の取り合いで点差は縮まっていかない。桜花学園#11，#4の連続得点により63－47となったところで岐阜女子がタイムアウト。タイムアウト後，岐阜女子#5が果敢に攻め込むも，桜花学園の厳しいディフェンスの前に得点することができない。残り時間５分を切った67－51となったところで岐阜女子はタイムアウトをとり，その後積極的に３Ｐを狙うが得点につながらない。残り１分を切ったところで岐阜女子はオールコートのプレスディフェンスを展開。オフェンスでは#4の３Ｐ，#4のスチールからの速攻で連続得点し，最後まであきらめずプレーするも，72－59で試合終了。最後まで落ち着いてプレーし得点を重ねた桜花学園が，昨年に引き続き優勝を飾った。

文責：山下／新地