［総括］
同志社大学は終始♯5古村を起点に得点を重ねていた。また、攻守の切り替えが早くそこから、相手のミスを誘い、流れを作っていた。ディフェンスでは、京都産業大学♯23サンブのインサイドに対してマークを厳しくし、個人技での得点を最小に抑えるディフェンスを展開した。しかし、京産大は♯10上田、♯24大庭を起点にアウトサイドから上手くディフェンスを揺さぶり、的を絞らせないオフェンスで得点を重ねていった。ディフェンスでは、徹底したマンツーマンディフェンスで、同志社に思うようなプレーをさせなかった。結果として、終始同志社の流れを断ち切った京産大が73-67で勝利した。

[第1クォーター]
まず、初めにネットを揺らしたのは、京産大は♯90北條の３Pシュートだ。その後も華麗なハンドリングから自らスペースを生み出し３Pシュートを決め続けた。また、個人技だけでなくチームでもパスが上手く回り同志社ディフェンスを翻弄した。対する同志社は、京産大のディフェンスに苦戦するも♯5古村、♯21万久里を起点に得点を重ねていった。＃５古村のパワフルなプレーで粘りをみせ21-20で第一クォーターが終わる。

[第2クォーター]
第2クォーター開始早々、同志社♯88長崎がシュートを沈め逆転に成功。その後も、立て続けに得点を重ね、点差を広げた。しかし、粘る京産大は♯10上田を筆頭にベンチメンバーが奮闘し、あっという間に一点差まで追い上げた。なんとか流れを取り戻したい同志社は、第1クォーターのインサイド主体のオフェンスから、攻守の切り替えが早いランアンドガンのオフェンスで得点を重ねた。
どちらもクォーターの終わりまで激しい攻防を繰り広げ40対35で同志社がリードしたまま第2クォーター終了。

[第3クォーター]
第3クォーター追いかける京産大は#23サンブの連続シュートですぐに追いつくと、さらに得点を重ね、ついに逆転した。しかし、同志社も#５古村のシュートでどうにか点差が開くのを耐えていた。その後両チームとも一歩も譲らない堅守によりスコアは停滞していたが、同志社は#25藤田の得点で再逆転に成功すると、#84北方の３Pシュートにより点差を広げた。しかし、京産大も#20森本の3Pシュートで粘り、最後には#90北條が京産大の士気を高めるブザービートで第三クォーターを締めくくった。結果として、56-57同志社リードで第3クォーターが終了した。


[第4クォーター]
第4クォーターはじめ、京産大は#90北條のバスケットカウントでまた逆転し、さらに#23サンブの豪快なダンクによりチームの勢いは最高潮に達した。同志社も負けじと#５古村を中心に得点を重ね同点で食らいつくが、＃24大庭が勝負所でシュートを決め続け、エースの風格を見せつけた。同志社は最後まで粘りを見せたが、徐々に点差が開き73-67で京産大が勝利した。

文責：立命館大学