【総括】リーグ戦15日目の第4ゲームは天理大学対近畿大学の対戦となった。天理大は＃3藤澤、＃58川真田を中心に終始主導権を握る展開となった。近畿大は＃24今村の1対1や＃56米澤のアウトサイドシュートを起点に逆転のチャンスを伺う。近畿大の激しいプレッシャーディフェンスから流れを作った。第2ピリオドに大量リードを作った天理大は、堅い守りとインサイド陣の体を張ったプレーから終盤までそのりーどを保つも、近畿大が第4ピリオド残り5分から猛攻を仕掛け、天理大の背中を捉えようとした。最後は猛攻及ばず、10点をつけて天理大学が勝利を収めたが、両チーム共激しいオフェンスとディフェンスでとても見応えのあるゲームとなった。
【第1クォーター】天理大学はハーフコートゾーンディフェンス、近畿大学はマンツーマンディフェンスで試合開始。天理大＃58川真田がインサイドで立て続けに得点するのに対し、近畿大はインサイドにボールが入れれず得点が伸びない。近畿大たまらずタイムアウト。タイムアウト後、近畿大は＃36榎田の3ポイントシュートが入り、ボールを散らせながらインサイドでも得点を伸ばす。対する天理大は＃24佐々木のジャンプシュート、＃3藤澤のバスケットカウントで応戦。15－13で天理大がリードし第1ピリオド終了。
【第2クォーター】第2ピリオド開始早々天理大＃3藤澤のジャンプシュート、ドライブレイアップを決める。近畿大は思うようにリバウンドが取れず、天理大の堅いディフェンスの前にノーゴールの時間が続く。近畿大＃24今村のドライブレイアップで得点するも天理大＃55イソフ、＃58川真田の確実なシュートできっちり得点する。近畿大＃36榎田がファールをもらいフリースローを決めるが天理大の猛攻を止められない。近畿大＃9パトリックのゴール下、＃30坂口の3ポイントが決まり42－21で天理大のリードで第2ピリオド終了。
【第3クォーター】第3ピリオド、開始から天理大＃58川真田が体を張ったプレーでフリースローをもらい、得点を重ねる。対する近畿大は激しいディフェンスからの速攻で連続得点、またインサイドがリバウンドをもぎとり、＃36榎田のバスケットカウントなどで確実に点差を縮めていく。しかし、天理大は力強いオフェンスからファールをもらい、フリースローから得点を量産。61-39で天理大が大量リードを保ったまま、第3ピリオド終了。
【第4クォーター】近畿大は＃9パトリックのピックアンドロールからの得点、＃56米澤の3ポイント、＃24今村の速攻が決まり天理大に喰らいつく。天理大たまらずタイムアウト。天理大はタイムアウト後も連続得点を許しリードが一桁差まで縮まり天理大再びタイムアウト。近畿大は激しいプレッシャーディフェンスからミスを誘い速攻で得点を重ねる。猛攻撃を仕掛ける近畿大だが追い上げ及ばず、75-65で天理大がリードを守り切り天理大野勝利した。

文責：渋谷颯、松本和也(関西学院大学)