東北ブロック１位津軽と関東ブロック４位ちはら台の対戦。全国大会初戦の緊張からか、お互いにターンオーバーが目立つ立ち上がりとなるが、津軽＃６の得点を皮切りに、両チームともオールコートマンツーマンディフェンスから激しいプレッシャーをかけてボールを奪い合う速い展開が続く。津軽が内外から得点を重ねるも、ちはら台＃７の連続得点で、序盤から激しい点の取り合いとなる。第１Q終了間際に津軽＃８が３Pシュートを決め、津軽２３ー１７ちはら台で第１Qを終える。
　第２Qも両チーム激しいディフェンスでボールを奪いにかかる。守り合う展開が続いたが津軽＃７が３Pシュートを立て続けに決め、津軽が引き離しにかかる。ちはら台は津軽＃７の３本目の３Pシュートが決まると堪らずタイムアウトをとって流れを変えようとするも、津軽の勢いはさらに増し、得点を重ねていく。流れを取り戻したいちはら台はディフェンスの強度をさらに高め、奪ったボールを＃７のドライブイン、＃４の３Pシュートで一時１６点あったビハインドを一気に６点にまで縮めて前半を終えた。津軽４０ー３４ちはら台
　後半開始直後にちはら台＃１２が３Pシュートを決めて先手をとるが、津軽＃５のバスケットカウント、＃７の連続得点で再び点差を１０点差とする。お互いにオールコートで激しいディフェンスでボールを奪い合い、前半同様速い展開で一進一退の攻防が続く。その中でも＃４、＃７を中心に粘り強くリングに攻め込み、ちはら台がじわじわと点差を縮める。ちはら台は＃７の３Pシュートで１点差とするが、津軽＃５がブザーと同時に３Pシュートを決め、津軽６２ー５８ちはら台の４点差で第３Qを終える。
　最終Q、開始３０秒でちはら台＃４が３Pを沈め、さらに＃７がジャンプシュートで得点し、ついに逆転に成功する。津軽も負けじと＃５がバスケットカウントを決め、簡単にはリードを広げさせない。第４Qに得点が伸ばせない津軽はタイムアウトで流れを変えようと試みる。津軽はトラップディフェンスを仕掛けてボールを奪いにかかるも、ちはら台は状況を的確に判断してボールを奪わせない。大接戦が続く中、津軽＃７が渾身の３Pシュートを決め、再逆転。さらに終了３０秒前、ショットクロック残り１秒で津軽＃５が値千金の３Pシュートを決める。ちはら台はタイムアウトをとって逆転を狙うが、得点することができず、最終スコア津軽７７ー７１ちはら台で試合終了。両チームともに徹底して激しいディフェンスでボールを奪い合う最後の最後まで試合の行方が分からない大熱戦となった。

文責：新潟県中体連